音階と調について説明したいと思います。
音階(スケール)とは
まず最初に、音階(スケール)について説明します。音階は音楽の基礎で、音を特定の順序で並べたものです。どの音階を使うかによって曲の雰囲気が大きく変わります。
音階は以下のように表します。
左から1度~7度と読みます。
使う音階によって音の幅が変わります。
例えば、一般的な音楽の中でよく聴くのはメジャースケールです。メジャースケールは日常耳にする音楽でよく使用されている、いわゆるドレミファソラシドの音階です。
メジャースケールの音幅は以下のようになります。
鍵盤で黒鍵を飛ばして弾くことをイメージしてください。ドレミファソラシドと鳴らすと、それはもうCメジャースケールです。
洋楽のポップスやロック、J-POPなど幅広いジャンルの曲に使われています。この音階を覚えるだけで基本的には問題ないでしょう。
しかし、世界中の民族音楽やゲーム音楽などでは、メジャースケール以外の音階もよく使われます。音幅が変わることで独特な雰囲気や文化的な要素を表現することができます。他の音階も探求してみると面白いです。
キーと音階について
次に、調について説明します。キーは音楽の基準となる音です。(Ⅰの音)
例えば、メジャースケールの中にはCメジャースケール(Ⅰがド)やDメジャースケール(Ⅰがレ)が存在します。
キーが変わると使うコードが変わりますが、音階のルールはキーに関係なく同じです。
移動ドとは
キーが変わるたびに音階やコードを覚え直すのは大変ですよね。そこでオススメなのが「移動ド」の考え方です。
「移動ド」とは、特定の音を基準(ド)として扱い、その他の音をそれに対応する音名で覚える方法です。これにより、キーが変わっても音階の構造を一貫して覚えることができます。
具体的には、例えばCメジャースケール(ドレミファソラシド)で考えると、Cはド、Dはレ、Eはミとなります。しかし、もし曲のキーがDに変わった場合でも、Dを新たなドとして、それに続くEをレ、F#をミと考えます。
このように、「移動ド」を利用すると、どのキーであっても同じ音階の構造を維持しながら音楽を理解・表現できます。実際には、キーによって各音符の実際の音名は変わりますが、その機能(ド、レ、ミなど)は同じままです。
なお、「移動ド」の概念は音楽理論の基礎であり、初心者だけでなく中級者や上級者も頻繁に利用します。この理論をマスターすると、あらゆるキーでの曲作りやアレンジが楽になります。
最後に
音楽の世界には様々な音階やキーが存在します。基本的なメジャースケールを覚えることで一般的な音楽に対応できるだけでなく、他の音階やキーにも挑戦できます。
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