コード進行について

音楽理論
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今回は、コード進行についてお伝えします。
作曲の場面では、コード進行はとても大切な要素で、音楽の雰囲気やメロディの表現力に大きな影響を与えます。

コード進行とは

コード進行とは、曲の中で使われるコードの並びや組み合わせのことです。
例えば、以下のようなコード進行があります。

  • Ⅳ―Ⅴ―Ⅲ―Ⅵ(ファソミラ)
  • Ⅰ―Ⅴ―Ⅵ―Ⅲ―Ⅳ―ⅤーⅠ―Ⅰ(ドソラミファソド)
  • Ⅵ―Ⅳ―Ⅴ―Ⅰ(ラファソド)

コード進行のポイント

出だしが大事

コード進行の雰囲気は1つ目の音でおおよそ決まります。
先ほどの例を見ると、それぞれ音の出だしがⅣ、Ⅰ、Ⅵとなっています。

それぞれ以下のような印象を与えます。

  • Ⅳ:切ない、感情的(ロックのサビ等で使われるイメージ)
  • Ⅰ:明るい、落ち着く、開ける(ポップな曲でよく使われるイメージ)
  • Ⅵ:暗い、いかつい(暗めの曲やハードコアなどで使われるイメージ)

終わりが大事

AメロからBメロ、Bメロからサビへと移行する時には、最後の音を意識することでスムーズにいくことができます。

  • Ⅰ:締めの音。一旦落ち着きます。
  • Ⅴ:盛り上がります。次の展開が待ち受けていることを示しやすいです。
  • 1つ下の音(サビをⅣから始める場合、Ⅲ):なめらかに次の展開へ進むことが出来ます。

基本的には繰り返しでもよいですが、最後の音だけ意識してみましょう。

間も大事

わりと自由です。基本的には出だしの音でイメージが決まりますが、上げたり下げたりすることでイメージをやわらげたり、より複雑にすることができます。

例えば、Ⅳから始まると切なくなるといいましたが、Ⅳ―Ⅲ―Ⅱ―ⅠとすることでⅠ程ではないですが穏やかになります。

また、メロディに合わせることでより合っている感を強めることもできます。

これらを意識することで、単にありがちなコード進行を使うだけでなく、独自のコード進行を考えたり、適切なものを選ぶことが出来るようになります。

最後に

音楽ジャンルによっても使用されるコード進行は変わります。出だしの音や雰囲気、メロディに合わせることなど、様々な要素を考慮しながらコード進行を構築していく必要があります。
自身の曲に役立てていただけたら嬉しいです。

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この記事を書いた人
ねぎ

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