今回は、音楽制作におすすめのハードウェア、ソフトウェア等を紹介します。
最初に揃えたいもの
パソコン
DAWを安定して動かすにはある程度のメモリやCPUが必要になります。
少し古い型ですが、参考までに私の動作環境は以下になります。
- CPU:Intel(R) Core(TM) i7-4790 CPU @ 3.60GHz 3.60 GHz
- メモリ:16GB
また、ソフトウェアもそろえ始めると容量をくいます。(私の環境だと1TBくらいです)
将来的に使い続けるのであれば、ある程度余裕を持ったスペックのPCを用意するといいです。
PCを組みあげるのも一つの手です。
必要な部品のみ高価にし、使わないものは極力下げる等用途に合わせて値段を調整できます。ドスパラ等が有名です。
DAW
音楽制作ソフトです。他の機材があっても、これがなくては何も始まりません。無料のものも含めて色々あるので探してみてください。
基本的にDAW選びによって出来なくなることはないため、好きなものを選ぶとよいと思います。私はCubaseを使用しています。
オーディオインターフェース
歌やギターを録音しない場合でも、音を聞くのに使います。
予算から価格帯(1万円~、3万円~)を決めてその中で買いましょう。「オーディオインターフェース おすすめ」で等で検索してみてください。
モニター用ヘッドホン
特にこだわりがなければ「MDR-CD900ST」がおすすめです。標準的なモニター用ヘッドホンと言われています。
どこのスタジオでもとりあえず置いてあり、普段使いと同じヘッドホンが使えるので違和感がありません。
スピーカー
音はスピーカー越しにも確認できた方がよいです。特に低音を確認したいので、それなりのを買うといいです。
出来るだけスピーカーを耳の位置にもってきたいので台とインシュレーター(振動を防ぐやつ)もあわせて買うとよいです。台は結構重いです。ご自身の環境によって選んでください。
・KIKUTANI ( キクタニ ) / MO-SPS モニタースピーカースタンド
・audio technica ( オーディオテクニカ ) / AT6900BR インシュレーター
MIDIキーボード
マウスでカチカチ打ち込むのは時間がかかるし大変です。最初から持っていた方がストレスなく作業できます。
鍵盤の多さや色々な機能がつくとどんどん高くなっていきます。鍵盤は適度に、機能はシンプルに、ここは安めに抑えたいところです。
最初は25鍵を買ったのですが少し小さすぎ、現在は49鍵を使用しています。十分足りておりストレスなく使えています。予算と作業スペースとの相談ですかね。
・KORG ( コルグ ) / microKEY2-25 MIDIキーボード USB 25鍵
・M-AUDIO ( エムオーディオ ) / Keystation49 mk3 USB MIDIキーボード 49鍵
コンデンサーマイク
歌を録音する人はマイクを持ちましょう。壊れやすいので気を付けましょう。
次にほしいもの
大体DAWに付属しているのでなくても音楽制作は出来ますが、クオリティを上げたい場合は個別に買うといいです。
ソフトウェア音源
komplete
ギターやベース、ドラム、管楽器、民族楽器、シンセまで全部入りです。まずkompleteを買い、納得のいかないものがあれば個別に買い集めるといいです。
ミックス/マスタリング用プラグイン
iZotope製品
ミックス/マスタリングにはコツがいりますが、この製品にはAIのアシスタント機能がついており、楽曲を解析し自動でミックス/マスタリングをしてくれます。
あくまでアシスタントとのスタンスですが、正直そのアシスタントのままでも凄くよくなります。以前は自力で頑張っていたのですがこの製品が出てからはお世話になりっぱなしです。
特に、ミックス用の「Neutron」、ボーカル用の「Nectar」、マスタリング用の「Ozone」は欠かせません。
トータルで見たとき、個別に製品を買うよりも「MPS」という全部入りを買うと安くなります。
また、買い方にコツがあるのでお伝えします。
安めのiZotope製品を買う
下記2のために、クロスグレード版利用可対象の、何かしらのiZptope製品を買います。
MPSのクロスグレード版を買う
iZotope製品(※一部の製品を除く)を持つ人が利用できるクロスグレード版を買います。
iZotope ( アイゾトープ ) / Music Production Suite 5.2 [Crossgrade版] 各iZotope製品から
頻繁に安売りしているので、安い時に買いましょう。74,200円→36,500円でした。(2023/7/7時点)
ちなみに、直接MPSを購入すると146,767円→71,500円でした。(2023/7/7時点)
余力があればほしいもの
CeVIO AI
歌うのでなく、音声合成ソフトウェアを使う場合はCeVIO AIがおすすめです。ひと昔前のボカロを持っていますが、調声するのが大変でした。
CeVIO AIについてはデフォルトの時点でいい感じに歌ってくれるので重宝しています。(どちらにもよさはあると思います。)
声は色々モデルがありますが、個人的に可不がおすすめです。
可不を使用した曲をあげているので、参考に貼ります。
Ample Guitar
ギターのソフトウェア音源です。ギターの音がかっこよくなります。
上記の曲ではこのアコギ音源を使用しています。
・ストラト
・アコギ
MODOBASS
ベースのソフトウェア音源です。ベース感が出ます。
BFD
ドラムのソフトウェア音源です。ドラム感があふれ出ます。今こんなに安いんですね。
最後に
DTMを始めるために必要なものについてご紹介しました。冒頭でもお伝えしましたが、ソフトウェア音源はそれぞれ数百GB使うものがほとんどのため、容量は余裕を持ったほうがよいです。
また、メモリやCPUのスペックが足りない場合はまともに動かない可能性がありますので注意してください。参考になれば嬉しいです。
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