今回は、既存の曲を分析する方法についてお伝えします。既存曲の分析は、作曲初心者の方にも役立つ情報がたくさん詰まっています。具体的な手順をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
必要なもの
まずは、「トランスポーズ機能を備えたキーボード」を用意しましょう。
※MIDIキーボードはDAW等、DTM関連の機材が必要となります。持っていないのに間違えて買わないよう注意してください。
やること
音階で音楽をもっと深く理解しよう!の実践編です。
トランスポーズ機能を使用し、キーCに合わせます。耳コピして弾きましょう。
複数の曲を同じように並べることで、その曲のコード進行、メロディの比較がしやすくなります。
曲を分解し、一元的に見ることで自分の好きな曲の共通点を見つけることが出来ます。
例えば、以下の要素に着目してみましょう。
- コード進行
- メロディ
- 調
- 曲の構成
そのまま好きな曲を取り込むとパクリや下位互換になりがちですが、一定の要素まで分解することで一部を利用したり、混ぜたり、新たな要素を追加したりすることが出来ます。
楽曲解析に役立つツール等の紹介
サイトで確認する
有名な曲であれば、以下のサイトで曲のコードや調を確認することができます。
Uフレット:https://www.ufret.jp/
「カポ」欄を変え、曲中で「#」や「♭」の記号が出ないようにすればCメジャースケールにできます。
※転調、部分転調を含む曲等、うまくいかないことがあります。
ソフトウェアで音源を解析する
今回はDECODAというソフトウェアを紹介します。楽曲構成要素を解析することができます。
・サウンドハウス:ZPLANE ( ジープレーン ) / DECODA
画面を開き、wav等の音声ファイルをドラッグアンドドロップすることで曲を読み込ませることができます。以下が実際に読み込ませた画面です。
この曲はEメジャースケールで、コードを表示してくれます。左下に「E MAJ」と表示されていますね。各パートのコード進行やBPM等も表示され、このまま再生することもできます。
左下を「C MAJ」に変えて再生すると、各コードの表記が変わり、変えたキーで再生することができます。
最後に
今回の解説は以上です。
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